12:00起床。「やばい。やってしまった。折角の平日の休みを無駄にしている感が否めない起床時間。」と思った。でも めげない。ベッドから身を起こすと 今日一日のやることリストを書いた。書くというよりは メモに打ち込むといったほうが適切。まずは 部屋に 掃除機をかけ 食器を洗った。その後は 何をする訳でもなく ボーッとしていたら もう出る準備をしなくてはならない時間に。メイクするのはやめた。少しでも気持ちが明るくなるように 真っ赤な花柄のシャツを着た。
本日 元々確定していた予定は とある理由で 出かけることのできない知人へ 必要な物資を配達するというものだけだった。まずは 渋谷で買い出し。今朝 愛用の高反発枕に対して 劣化を感じたので IKEAで枕を購入。ウラジヴォストークみたいな変な名前のものを選んだ。そして その時に デカショッピングバッグを貰っておいた。購入品は枕だけだったけど 今日背負っていたリュックが小さかったので 不釣り合いだとしても それを貰うしかなかった。でも 沢山の物資を1つにまとめるには 丁度いい代物だったので ラッキー。次は ツルハドラッグで 買い出し。全ての物資が揃うかと思ったら 微妙に揃わなかったので その足で ドンキまで直行。最初から ドンキに行くべきだった。あっという間に 全て揃った。さすが 驚安の殿堂であり ボリューム満点激安ジャングル。ジャングルだァ！
次は 赤坂に 物資調達。知人の行きつけの店(私もよく連れて行ってもらっている。)に パソコンのマウスやタッチペンが届いているということで お店が開く前に取りに行った。久々に お店の方々の顔を見て 郷愁の念を覚えた。(ちょっと大袈裟な表現をしてみる。)色んな所に行って 必要な物を揃えるのが どうぶつの森みたいな感じで楽しかった。
そして やっと 千代田線に乗って 千駄木へ。電車の中で 急に 蝉の鳴く声が聞こえて焦った。誰も驚いていなかったので 多分幻聴。だけど 地上に出るための階段の隅に 蝉の死骸を発見して 震えた。普通 蝉の死骸って茶色いはずなのに なんかグレーと緑だったので ギョッとした。
16:00頃 千駄木着弾。駅を出ると えもいわれぬ良い感じの街が広がっていた。なんというか チェーン店に 全てを飲み込まれていないオリジナリティを保った街だった。古いものと新しいものが上手く共存できている感じがした。都市開発の波に飲まれてしまった街はつまらなくなる一方だろうから 千駄木はこのままで居てほしいと思った。そんなことより 何よりも激アツだったのは やはり ブックオフだろうか。なんと 千駄木には 本だけのブックオフがあったのだ！ほんと激アツ！最近のブックオフは まじで 寺田心のセリフ(ブックオフなのに本ねぇじゃん！)状態になっていて 私としては解せない感じだったので すごく心が踊った。あとは 目的地に向かう途中 ある暖簾を見た。それは濃紺の布に 白字で デカデカと"〇塾トト"と書いてあった。(これは マルコメのロゴと同じ要領で つまり 塾という文字の周りに丸が描かれているということ。)どうやら 受験用学習塾であるらしかった。すごい頭良くなりそう。目的地に着いてからは 秒速で物資を届け 任務完了という感じだった。
駅に戻る途中 そういえば 朝から何も食べていなかったということに気が付き 駅近くの喫茶店に入った。アイスコーヒーとチーズケーキを注文した。美味しいケーキと美味しいコーヒーがあれば この世は幸せ！客は おじさん1人と私しかいなかった。私が入ってくるまで おじさんは マスターと楽しそうに喋っていたのに 私が入ってきてしまったことによって すごく静かになってしまった。私は なんだかとても申し訳ない気持ちになった。それでも こちらも腹が減っているので 引くわけにはいかない。着席し 注文を終え ふと壁に目をやると そこには カイロマップが貼ってあった。マップ右下には 旅のアラビア語なるものが羅列してあったので 覚えたものをひとつ披露する。ハアファッラグ バッス。日本語で "見ているだけです。" という意味。109で使えそうなワード。カイロにも 109に匹敵するようなショップがあるのだろうか。
空腹を少し穴埋めして 千代田線で帰宅。気分が良かったので 表参道で 途中下車して 歩いて帰宅した。それにしても 荷物を届けたあとは IKEAの枕を抱えたまま街を歩いていたので 転ぶことになっていたら 両手が使えず 血だらけになっていただろうなぁ。危ない危ない。
20:00には クリープハイプ「しょうもな」のプレミア公開を観た。ご飯に 明太子を乗っけて食べた。動いているかてぃを見られて嬉しかった。曲は勿論素晴らしい。今回のクリープハイプは "クリアな銀杏BOYZ"って感じの一面を全面に出してきていて すごく好きだった。
遅起床の割には 案外充実した一日を過ごすことが出来た。明日もなんとか。
