カリソメだけど愛してほしい

徒然なる日々をつらつらと綴っています。

雨に濡れたスカート

っていうのは 足に張り付いて嫌ですよね。どうも こんばんは。雨の日も ロングスカートを履いてしまうへっぽこ大学生です。ここ数日 まあそこそこ強めの雨が降っていて 私は 雨自体わりかし好きなのですが 外出する日に 雨天が重なってしまうと どうも雨っていけ好かないなという気持ちになります。

 

11/21 ライブを見た。the knowlusというバンドの10周年イベントが 下北沢DaisyBarで行われたので 観に行った。対バン相手は The cold tommyThe cold tommyさんのライブは 初めて観たのだけど カッコよすぎて 度肝を抜かれた。素敵な音楽に触れた時 いつも最適な言葉を紡ぐことが出来ず 本当にもどかしい。でも仕方ない。とにかくカッコよかったんだもの。私の勝手な性癖で 女性ベーシストが 前に出てスラップベースで ブイブイ言わせていると 本当に鼻血が出るくらい 興奮してしまうのだけど 今回 The cold tommyを観ていた時 マスクの下で ヨダレが垂れていて 流石に 自分で自分が気持ち悪くなった。歯切れが悪いけど 本当に熱くてカッコイイバンドを 生で観られてよかったという興奮をここに記せれば それでよい。

 

ノールスのギタボ川野さんは とても優しい方で 以前 弾き語りの企画で 一緒になった時 こんな小娘クソ野郎の私と親切に話してくれた。その時は ドイツ文学の話とか ちょっと哲学の話とかもした気がする。川野さんの書く歌詞もすごくそのような風を感じるものが多く 私には なんだか スッと入ってくる。感じがする。そういえば 私の曲の中には フランツ・カフカの『変身』を題材にした曲があるのだけど 川野さんも同じ題材の曲があるとおっしゃっていて 中々そんな偶然ないだろう!と思い 感動した覚えがある。

 

そんなこんなで たまに ライブにお邪魔させていただくことがあるのだけど ノールスさんの音の圧というか 刺さる具合は いつも凄いなぁと心動かされる。スリーピースで あんなに分厚い音が出るって よっぽどバンドが一体化していないと無理だよなぁと思う。私は特に『空中都市の夕暮れ』という曲が好きなのだけど 今回は1曲目に 演奏してくださったので さらに 感動が深まった。MCで 生きる意味や人は皆死に向かうという現実を思考しながら 曲を作るとおっしゃっていた。そこに 哲学を芸術に昇華するという古典的でいて 最近の日本音楽に あまり見ない作曲の形を見て 非常に興味深いなと思った。商業的な流行り音楽に媚びない その曲作りが 唯一無二の世界観を作り出しているのだろうなとも思った。

 

バンドが10年も続くって 本当に凄いことだと 改めて思う。そして 10年続けても 尚 錆びないバンドの姿を見て 私も勇気を貰った。そして やっぱり 音楽はいつも私の原動力になってくれるなと感じさせてくれるライブだった。